EHD and Electrostaic Propulsion Devices (3)
電気流体力学と静電気力による推進装置(3)


2015年12月28日
2018年1月

キーワード; 金属の分極、電荷、静電容量、電界、大気イオン密度、弱電離プラズマ
Keyword; EHD, Electrostaic, Propulsion, Charges, Capacitance, Polarization effect in Asymmetrical Metal Structure, Plasma


EHD推進デバイスの作成例
ここでご紹介するEHD推進デバイスは、実際に浮かぶことを確認したものです。

1)円形(中心対称)である。
  イオンが軸対称に均一に流れるようにする。
2)装置の内部にイオンが進入しない密閉された構造とする。
  電源等を搭載するためには絶対必要です。
  (2)で紹介した英文論文では絶縁体が張られていない。

注)
1.これらはもちろん大型化可能です。
2.分極効果を用いない従来の設計方法(リフターのような線−板構造)では、このようなお皿を上下に合わせたような装置を浮かすことは不可能です。
3.完全な球体構造で浮かすことができることも確認済みです。



            モデル1

直径 24cm
重量 6g程度
イオンが通過できないよう上面にテープを貼る。
中心から外向きにイオンが流れるタイプ


            モデル2

直径 22cm
重量 5g程度
同様にイオンが通過できないよう上面にテープを貼る。
イオンが上から下に装置に沿って流れるようにしている。
正電極は、分極電極よりも小さい。




            モデル3

直径 23cm
重量 5g程度
上電極の小型化
リング型電極を追加して点電極に近づける。



            図、EHD推進デバイスの構造一例 モデル3に近い

以下、上記EHDデバイス動作試験の動画1例目
EHD L.mp4 へのリンク

以下、上記EHDデバイス動作試験の動画2例目
EHD L2.mp4 へのリンク